塾長メモ

塾長メモ 「屋根」

By 2019年5月10日 No Comments

日本の建築は、壁で囲ってから屋根をかぶせるのではなくて、

屋根をかけてから壁で下から支えているのです。

この考え方の違いは大きいと思います。

石積み文化のヨーロッパは、まず壁で周りを囲い、敵から身を守ったのでしょう。

だから、石積みの家は外から中に入りにくいのだと思います。

一方、日本ではまず「雨露をしのぐ」というように笠(または屋根)をかけることが第一です。

壁はないので横から誰でも入れます。

その土地の文化を知れば、建築のカタチの理由が見えてきます。

2009年 八ヶ岳高原音楽堂を訪ねて 設計吉村順三